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2008.07.19

なつのおもいで(4)

070407_01今日は少し話が長くなりますが、ご勘弁を。

過去に、別のブログでも書いたのですが、優が来る以前にも我が家では犬を飼っていました。名前は「ナツ」。命名したのは父で、生まれたのも夏、我が家に来たのも夏だから、というのが理由でした。

この子は、ハスキーのミックスでしたが、親犬に似ず白い毛並みで、やや小さめの目が特徴的でした。性格は多少頑固なところがありましたが、大変穏やかで、そして父が連れてきたせいか父に一番なついていました。

そして、私に犬とのつきあいかた、犬の素晴らしさを教えてくれた子でもあります。 この子がいなかったら、そしてあの日の出来事がなかったら・・・犬を飼う事も、優とも出会う事はなかったかもしれません。

あの日・・・去年の6月頃だったでしょうか。ナツは、すでに病気で体が弱っていたのですが、例年に無い暑さで急激に体が弱り寝たきりの状態が何日も続いていました。 食事もほとんど喉を通らず、水さえも受け付けなくなり、生きているのは時間の問題でした。

この時、玄関で息もたえだえの状態の彼女を尻目に、私は不徳にも「次の犬はどうする?」と、家族に相談してしまったのです。結果は予想通りNOでしたが。理由としては、今の子の看病でとても子犬の面倒を見きれないというのと、今の子の病気が抵抗力の無い子犬に移る恐れがあるから、という事でした。 自分のわがままもあって、この時は自分もすぐにあきらめました。

その後、彼女は奇跡的に持ち直し、自力で何とか歩けるまで回復したのですが、奇妙な行動を取るようになったのはそれからでした。

それまでは、私が仕事を終えて家に帰ると、門の前でじっと動かなかった(正しくは動けなかった)のですが、その日以来、私が帰ってくるとすぐに立ち上がり、そして何かをねだるような仕草をするようになったのです。しまいには、私の車の中まで頭を突っ込んで何かを探すような事まで・・・ そこで、私は気付いたんです。「この子、もしかして子犬を探してるんじゃないか?」と。 どうやら、あの時の「次の犬はどうする?」という会話を聞いていて、「子犬が来る」と思っていたようです。普通なら、信じられない話ですが。

彼女が何を思っていたのか、本当のところはわかっていません。もしかしたら、これからやってくる子が今の自分の座を奪いに来ると思って用心していたかも知れません。 ただ、わかっているのは、彼女は何かが来る事を「待っていた」という事実。そして、その想いが死にかけていた筈の彼女に生きる力を与えたという事実を。

私は思いました。「犬ってなんてすばらしい生きものなんだ」と、そして「犬の事をもっと知りたい」と。この時、自分は真に犬を飼おう、と決心したのでした。

それから約一月後、彼女は虹の橋に旅立ちました。けれども、その想いは今の子に受け継がれています。「優」という名前には「ウドの大木みたいな役立たずでも構わないから、前の子(ナツ)に負けないぐらい優しい子であれ。」という意味が込められています。

Blog080719 優との最初の出会いは、実はナツが旅立ってからわずか数日後の事だったのだけれども、それはまたの機会に・・・

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